樋口円香に思いを馳せて

本日正午。283事務所に新たに所属するアイドル合流する。彼女の名前は樋口円香。2週間ほど前に社長が新たに結成したユニット、noctchill(ノクチル)のメンバーであり、先日面と向かって話をした浅倉透の幼なじみ。この間の初顔合わせではかなりこちらに対して、いいイメージがないらしい。彼女がどんな思いであれ、しっかりアイドルにさせるぞ!

 

 

 といったところでしょうか、自分がシャニマスのプロデューサーだったなら。ただし私は中高生の頃にジャングルジムに女児と上った思い出などないので、そんなん絵空事でしかないですがね。というところで、去る4/3に浅倉透がシャニマスに実装されました。そしてWingの優勝コミュの段階で、これは追加ユニットのメンバーだとわからせるぐらいの蒼い衝動を持ってきました。「さよなら、透明だった僕たち」というキャッチコピーは伊達じゃない、さらには「透明から鮮明に」というシャイノグラフィの歌詞を体現化するかのような、さすがシャニマス。やるな。というそこそこ厚みのあるシナリオでこれからにかなり期待が持てました。

 

 そんなところで、私がnoctchillで最も目を惹かれたのが樋口円香でした。どことなくさめた視線と淡々として、こちらに興味などなさそうな声音。クールな子が割と第一印象で引っかかることが多いので、自分としてはいつも通りといえばいつも通りなのですが、シンデレラの担当のうちの1人と現段階では似ているところが多く、その子を通じたバイアスがかかっているのかも、と思わずにはいられません。

 

 そんな中で樋口円香(私としては、ひぐっちゃんと呼びたい)の現段階の情報からあり得そうなこと、私の願望などをプロデュースする前に吐き出して、真っ白な感情で彼女と向き合おう。そう思い立ち、今回は急ピッチで筆を走らせている次第です。

 彼女についてまずわかっていることは、クールで「シニカル」であるということ。ここでシニカル(cynical)という言葉について調べてみると、旺文社の『国語辞典 第十版』によれば「遠回しに意地悪く非難するような態度を取ること。蔑んで冷ややかな態度を取ること。」また、ロングマン現代英英辞典によれば、

  1. unwilling to believe that people have good, honest, or sincere reasons for doing something
  2. not caring that something might not be morally right, might hurtsomeone etc, when you are trying to get something for yourself

とのことでした。日本語だとややマイナス面の強い言葉になりがちですが、ここでは公式が皮肉屋という言葉ではなく、「あえて」シニカルという言葉を選んだと考えていきたいと思います。そのため、あえて英英辞典さんに登場してもらいました。簡単に説明していきますと、1つ目の意味が「何かをするときの誠意のある理屈を信じたがらない」ということ、2つ目の意味が「何かをなそうとするときに、手段を問わない」ということです。ここを踏まえて彼女を考えていくと、前者の意味合いが特に強いのではないでしょうか。公式サイトのサンプルボイスでは、「笑っておけば、なんとかなる。アイドルって楽な商売」というセリフや「クレイジーな人ですね。勝算の無い賭けに興じるなんて」というところから、自分がアイドルになるということにあまり肯定的でないもしくは、アイドルという活動やプロデューサーに対して良い印象を持たない、といったところでしょうか。だから、プロデューサーに冷たい態度を取る。ここには浅倉透というマイペースかつ突飛な行動もする幼馴染みがいたことで、もうこれ以上突飛な行動をとってくる人物はいらない、うんざりだというひぐっちゃんの心の現れかもしれません。

 また、彼女は取り巻く環境、つまりは他の幼馴染みとの関係性についてみてみましょう。公式の4コマ漫画もちゃんとゲーム内の設定が反映されたものであると高山Pが仰っていたことから、浅倉透とは、本人居ぬ間に透の家に上がれるぐらい家族ぐるみで親交があるということ。そして晩ご飯を浅倉邸でいただくのが割と普通であること。ここから日ぐっちゃんの親は共働きでかなり忙しいもしくは、片親ではないかと考えられます。片親であれば、それは彼女が割と大きくなってから片親になったという線は大いにあり得そうだと思っています。

 だから、私がどんな彼女がみたいかというとそれはアイドル活動を通じて少し前に踏み出す彼女です。別にデレろ、といっているのではなく、先に示した”cynical”の2つ目の意味のような貪欲にストイックにアイドル活動にのめり込んでいく姿です。クールな子が静かに心を燃やす姿って、かっっこ良くて大好きなんですよね。

 

noctchillのコンセプト的にイベントコミュやサポートSSRのコミュにかなり期待しています。PSSRの方はどう転んでも1対1がメインになってくると思うので。その中で彼女がどういう立ち回りに変化するのか。「透明から鮮明に」彼女たちが変化していく中で、樋口円香という女性は何を感じ、どう行動をしていくのか。ストレイの冬優子のようなスパイスがあっても良いですが、シャニマスのライターさんなら濃厚で鮮やかな彼女の人生の一瞬を描いてくれると良いな、と思いながらこの話を締めたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。